アグリボEXの、ビート幼苗 徒長抑制確認試験 / ポット栽培

1. 試験目的

ポリポットで育成した本葉2葉期のビート苗を、アグリボEXと徒長抑制剤S液剤を混用したものを葉面散布処理し、徒長抑制効果を確認する。

2. 試験方法

「スコーネ」を9cm径黒ポリポットに播種し、2223日後(本葉2葉期)に1回薬剤噴霧処理。

薬剤処理2325日後(播種4548日後)に苗を採取し測定する。

■ 試験区
供試薬剤 希釈倍率 S液剤 x20 の混用
試験1回目 試験2回目
アグリボEX x20 -
x50
x100
x250 -
x500 -
S液剤 単用 x20 -
無処理 -

3. 試験結果

■ 本葉長

本葉長 - 試験1回目 本葉長 - 試験2回目

アグリボEXとの混用で、S液剤単用の徒長抑制を明らかに助長したが、試験1回目のアグリボEX 20100倍間と、試験2回目のアグリボEX 50500倍間での明らかな濃度間差は認められなかった。

■ 処理後の本葉長の推移 - 試験1回目

処理後の本葉長の推移

S液剤の徒長抑制は、処理後1週〜2週の間に強く現れる。

アグリボEXを混用した場合は、S液剤単用よりも早い処理後〜1週の間の徒長抑制を著しく助長する。

T / R(地上部 / 地下部の風乾重量比で、低いほど活着率がよいとされる)- 試験2回目

T/R比

S液剤処理で、T / R比が明らかに低下するが、アグリボEXを混用すると、さらに低下することが確認された。

特にアグリボEX50250倍相当の混用が有効である。

5. まとめ

ビート本葉2葉期に、徒長抑制剤S液剤20倍とアグリボEX 20500倍の混合希釈液を噴霧処理することで、S液剤の徒長抑制効果を助長し(速め)、T / R比をさらに下げることができる。

苗の健全性・経済性等から総合判断すると、アグリボEXの混用希釈倍率は、250500倍程度が望ましい。

試験結果から応用できる作物

詳しくはアグリボ製品の作物別ご使用方法 “アグリボこよみ” をご覧ください。

ビート
[PDF:166KB]

上記以外の作物のこよみ

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