アグリボEXの、小かぶの生育に与える効果確認試験

1. 試験目的

アグリボEXの葉面散布が、
小かぶ茎葉部と根部(可食部)の生育におよぼす効果を確認し、最適使用濃度を検討する。

2. 試験方法

本葉出葉時から7日おきにアグリボEX(各希釈液)定期散布する。

対照区として、アグリボ2と市販液肥 1,000倍(標準使用倍率 N:8 P:5 K:5)。

3. 調査項目

根重(可食部・生)と、茎葉重(生)をそれぞれ調査・比較する。

4. 試験結果

試験区 根重 (g) 茎葉重 (g) 根重 / 全重比 (%)
アグリボEX x2,000 28.1 21.4 56.7
アグリボEX x1,000 29.3 21.1 58.1
アグリボEX x1,000
+ 浸透性界面活性剤 x1,000
34.6 23.3 59.8
アグリボEX x500 27.3 24.1 53.1
アグリボ2 x1,000 28.3 24.6 53.5
市販液肥 x1,000 19.9 25.0 44.3

アグリボEX各区とも市販液肥区と比べ根重を増加させる効果が見られ、
浸透性界面活性剤混用区では、その効果が顕著に現れた。

茎葉部での光合成による糖の根部への転流の指標と思われる。
根重 / 全重比においても同様の結果が得られた。

小かぶ / 根重

小かぶ / 茎葉重

小かぶ / 根重·全重比

5. 考察

アグリボEX 1,0002,000倍希釈の葉面散布は、小かぶの茎葉重を抑制し根重を増加させる。

これは、茎葉中の糖の根への転流が促進された結果と思われる。

この効果は、浸透性界面活性剤の加用によって顕著になる*。

* この結果からヤワラ(展着促進材入り)との混用散布試験をおこなう。

葉で作られた養分を根部へ転流させる効果から、
小かぶに限らず他の 根菜類での効果 も期待することができます。

試験結果から応用できる作物

詳しくはアグリボ製品の作物別ご使用方法 “アグリボこよみ” をご覧ください。

上記以外の作物のこよみ

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