ヤワラ “「ヤワラ」の持つ可能性とは”

肥料に新時代到来

多機能性肥料「ヤワラ」には、カルシウムの補給以外に、さまざまな効果が確認されております。

ここでは、現在確認されている効果について紹介していきますので、農産物生産のためにご活用ください。

 乾燥によるしおれ軽減効果 

■ 目的

乾燥によるしおれ軽減効果について確認する。

■ 処理内容

生育期のきゅうりに、ヤワラ500倍希釈液を5日おきに3回葉面散布。

「ヤワラ」3回目散布 5日後の様子

画像左より、ヤワラ区、トレハロース区、硝酸カルシウム区、無処理区

※ 撮影前日の夕方以降、灌水はしていません。

→ → →

6時間30分後

しおれた状態(画像右上)から充分な量の水を与える

ヤワラの乾燥によるしおれ軽減効果(きゅうり)@16:45画像クリックで拡大 (164.49KB)

午後445分 [灌水15分後]

→ → →

30分後

ヤワラの乾燥によるしおれ軽減効果(きゅうり)@17:15画像クリックで拡大 (135.93KB)

午後515分 [灌水45分後]

■ 結果

ヤワラ散布区は乾燥によるしおれ度合いが少なく、
しおれ後の灌水による回復スピードが早いことも確認できた。

この結果から、特に夏場などの高温期や露地栽培で降水量が少ない年などに、
カルシウムの補給も兼ねた、しおれ予防・回復の対策としておすすめできます。

 低温障害軽減効果 

■ 目的

低温による障害(霜害)の軽減効果を確認する。

■ 処理内容

そら豆の4葉期前後にヤワラを散布し、その後土が凍る程度の低温処理をおこなう。

「ヤワラ」処理 + 低温処理後の様子

ヤワラの低温障害軽減効果(そら豆)ヤワラの低温障害軽減効果(そら豆)画像クリックで拡大 (176.72KB)

① 無散布 / 低温処理

② ヤワラ5001回散布(低温処理5日前)/ 低温処理

③ ヤワラ5001回散布(低温処理2日前)/ 低温処理

④ ヤワラ5002回散布(低温処理5日前・2日前)/ 低温処理

⑤ 無散布 / 低温処理なし(通常栽培)

■ 結果

低温処理をおこなった無散布区が、明らかに茎葉と根に被害を受けているのに対し、
ヤワラ散布区は低温処理をおこなったにも関わらず、被害の程度が極めて少なかった。

特に、低温処理前の2回散布区は、低温処理をおこなわずに育てたものとほぼ同じ様に、
被害を受けていないような結果を得られた。

この結果から、
霜害が予想される5日前あたりから、ヤワラ500倍の2回散布が効果的と考えます。

このページのトップへ